就労移行支援には明確な利用期間が定められているので、利用する際には気を付けなければいけません。
この記事では就労移行支援の利用期間がどれくらいなのか紹介しています。
復職や転職に必要な期間も解説しています。
就労移行支援は障害や難病を持つ人に対して、一般企業へ就職することをサポートする福祉施設です。
就労移行支援ではコミュニケーションやグループワークなど、幅広い訓練を行って働く力を身に付けていきます。
障害や難病を持つ人のサポートを行う就労移行支援には、利用期間があることをご存じでしょうか。
この記事では就労移行支援の利用期間がどれくらいなのか紹介しています。
復職や転職に必要な期間の目安も取り上げているので参考にしてください。
就労移行支援を利用できる期間
就労移行支援を利用できる期間は、基本的にどこの事業所も2年間です。
2年間を通して、就職するために必要な社会人スキルや障害理解を深めていきます。
仮に2年で就職できなければ、復職・転職していないにもかかわらず退所となります。
ただ、就労移行支援は一度退所しても、再び入所することが可能です。
2年では準備期間が足りなかった場合は、入所し直しても問題ありません。
もしくは他の就労移行支援を利用して、他の力を伸ばすのも良いでしょう。
逆に2年もかからず就職に成功し場合は、途中で退所しても問題ありません。
職員の方に復職・転職活動に成功したことを伝えて対処しましょう。
ちなみに、多くの就労移行支援では就労後の定着支援サービスを受けられます。
定着支援では実際に会社で働いてうまくいかなかった時に、サポートしてもらうことが可能です。
一人で悩みを抱え込むと退職に追い込まれるかもしれないので、問題が発生したらすぐに相談するようにしましょう。
復職・転職するまでにかかる期間
就労支援に通い始めてから復職・転職するまで、1年から1年半かかるのが一般的です。
あくまで平均値なので半年で終わる人もいれば、2年いっぱいかかる人もいます。
基本的な流れとしては、訓練や障害理解をある程度終えてから職場実習に移るケースが多いです。
職場実習を経て問題なければ就職活動をメインに行っていきます。
また、就労移行支援は徐々に週5日通える体に整えていくのが基本です。
週に5日通えないという場合でも、週に1日から通所できる事業所もたくさんあります。
最初から無理する必要はないので安心してください。
就労移行支援は2年以内に復職・転職することが目的
就労移行支援の利用期間や復職・転職するまでにかかる期間を解説してきました。
就労移行支援は基本的に2年と利用期間が決まっています。
2年以内に就職できないと退所になりますが、再度就労移行支援に通所することも可能です。
焦らずに自分のペースで働く力を身に付けていきましょう。
他にも就労移行支援について紹介していますので、ぜひご覧ください。